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【2017年最新】ショッピング(EC)モールとショッピングカートの違い

 

 

こんにちは、@hiroshima_jinです。

販売する商品とネットショップのコンセプトが決まると、いよいよインターネット上にネットショップを作っていきたいところですが、その前に、出店方法を考えていきましょう。

 

出店方法はいくつかありますが、ここでは主にショッピングモールとショッピングカート(ASP)での出店方法、無料カートと有料カート、有料カートの中での詳細な比較をし、どこが違うのかをご紹介します。

どういう出店をするかで成否が別れることがあるため、まずはそれぞれの違いについて理解したうえで、コンセプトと照らし合わせて選ぶと失敗する確率を減らせるでしょう。

 

 

 

ショッピング(EC)モールとショッピングカートの違い

ネットショップの基本的な開業方法にはいくつかありますが、ここではその中でも代表的なふたつ、ショッピングモールに出店する「モール型」と、独自のサイトを構築し、店舗を開店する「ショッピングカートASP(独自ドメイン型)」の違いについてご紹介します。

 

ショッピング(EC)モールの特徴

「モール型」は楽天やYahoo!ショッピングのようにインターネット上のショッピングモールに出店し、
開業する方法です。モールはデパートにテナントとして出店と例えられることが多いです。

モール内には、「ファッション > レディースファッション > トップス 」などの複数の商品カテゴリーがあり、商品を選択すると複数のショップの商品画像と価格、それぞれのショップへのリンクが表示され、顧客はさまざまなショップの商品を見ることができます。

商品を価格の安い順などで並べ変えて、比較することもできます。
また、モール内の検索機能で、欲しい商品を顧客が“検索して”購入することができます。

 

ショッピングカートASP(独自ドメイン型)の特徴

一方、「ショッピングカートASP(独自ドメイン型)」は、「○○.com」などの
独自ドメインを取得して、ネットショップを開業する方法です。
実店舗でいうところの路面店に該当します。

モール型と違い、モール内の規制やルールが無く、デザインの自由度が高く、顧客情報も各店舗の所有物になります。
最近では、カート機能やクレジットカード決済の機能などが常備されているカートも増えてきましたが、集客は自分たちでおこなう必要があります。

それぞれの違いを表にまとめてみましたのでご覧ください。

 

項目名 レンタルショッピング モール
初期費用
安い

高い
システム維持費
安い

高い
集客力  
低い

高い
価格競争
起こりにくい

起こりやすい
購入意識
ショップで買った

モールで買った
デザインなどの
カスタマイズ

カスタマイズできる

カスタマイズしにくい
リピート購入
しやすい

しにくい
外部リンク
できる

ほぼできない
SNS連携
しやすい

しにくい
難易度
難しい

かんたん
粗利益率  ◎
高い

低い

 

それぞれの違いがわかったところで、どちらが良いのか?という疑問がわくかと思います。
それは、現在の状況とどこを目指すのかによります。

たとえば、はじめから投資できる資金力があって、集客にあまり手間をかけたくない(かけられない)場合には、モールを選択するのが賢明です。

なぜなら、大手のショッピング(EC)モールであれば、デパートのようにサイトに訪れる人は多いからです。
サイト内での競争にさらされる可能性は高いですが、そこも含めて商品力を確かめたいという方には向いていると言えるでしょう。

一方、法人の方、または個人でも最低月50万以上を目指し、最初からビジネスとして本気でネットショップを成功させたい方は、レンタルショッピングカートASP(独自ドメイン)がおすすめです。また、実店舗を運営していてすでに商品が売れており、商品力には自信があるような場合にもショッピングカートASP(独自ドメイン)がおすすめです。

おすすめの一番の理由は、利益率が高いからです。
集客のために工数(手間)は少なからずかかる可能性はあります。
しかし、最近ではその集客機能も充実しているカートがでてきているため、総体的にコストをおさえることができ、必要な機能とのバランスも優れています。

利益が増えれば、当然ですが、集客の知見がある人、サイト運営者の採用など、不足している箇所の守りを固めることができます。
また、広告や商品開発への投資などの攻めの施策がうてるようになり、ネットショップを長く続けられます。
おすすめの理由はそこにあります。

ここで、参考までにざっとどのくらいの費用がかかるのかを、50万円売れたと仮定して試算してみましたのでご紹介します。

 

ショッピングモールの費用

代表的な楽天の場合(2017年1月現在)、初期費用が6万3千円+月額費用2万円以上(画像容量5GBのスタンダードプランは月額54,000円)+手数料最低3.1%以上(システム利用料⦅PCまたはモバイル経由月間売上の2%~6.5%⦆+ポイント原資⦅楽天会員が購入した代金の1%⦆+安全性・利便性向上のためのシステム利用料月間売上の0.1%+アフィリエイトを経由した場合は別途アフィリエイト売上の1.3%~)です。

Yahoo!ショッピングでは、初期費用および月額費用は無料ですが、その分手数料最低2.5%以上(Tポイント原資2.5%+アフィリエイトを経由した場合は別途アフィリエイト売上の1%~)となっています。

仮に50万円の売上があったと仮定すると、楽天では初期費用6万3千円と月額3万5千5百円以上(月額費用+手数料)必要です。

Yahoo!ショッピングでは、初期、月額費用は無料ですが、手数料として最低でも1万2千5百円以上が毎月必要になります。
さらに、両社とも売上を大きく伸ばしたい場合には広告が必要(競合店より目立たせるため)で、広告は別途費用がかかります。

 

ショッピングカートASP(独自ドメイン)の費用

価格帯がショッピングカートASPの中で平均的なMakeShopで比較をすると、初期費用1万円で月額費用も1万円、どれだけ売れても手数料が0円なので、売れれば売れるほどお得になり、コスト面では優れています。
※Yahoo!ショッピングの場合は初月のみYahoo!ショッピングの方が安くなる可能性あり。

また、機能面でも売れるために必要な決済、集客、運営、リピート化の機能はすべて搭載されているので、小規模はもちろん、大規模ショップでも対応できます。

それだけでなく、ショッピングカートの一番の問題点であった集客について、価格.comなどに売れた分だけ手数料が発生する成果報酬で掲載ができるため、集客に不安がある方にもおすすめです。

 

おすすめ ショッピングカート1

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おすすめ ショッピングカート2

カラーミーショップ

有料カートと無料カートの違い

ここでは、ショッピングカートASPの中でも有料カートと無料カートを比較し、なにが違うのかをだしてみました。
すでに自分で調べているという方についても、チェックが漏れていないか念のため確認してみてください。

まずは有料、無料のショッピングカートの違いをまとめた表を作成しましたので、ご覧ください。

 

有料ショッピングカート

サービス名 Future
Shop2
ショップ
サーブ
Make
Shop
ワイズ
カート
カラーミー
ショップ
初期費用 21,600円 10,800円 10,800円 21,600円 3,240円
月額費用 20,520円 12,096円 10,800円 10,800円 3,240円
販売手数料 0円 0円
※別途処理
手数料34円+税/1売上あり
0円 0円 0円
クレジットカード
手数料
3.6%
+
固定費5,000円
or
3.4~4.4%
3.7~4.7% 3.5~3.6% 3.28% 4~5%
最低契約期間 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月 6ヶ月 3ヶ月
商品登録数 500 1,000 10,000 100 無制限
容量 1.5GB 1GB 22GB 公表データ
なし
5GB
デザイン
テンプレート

※数は不明
156種類 162種類 100種類 50種類以上
集客機能
独自ドメイン

 

無料ショッピングカート

サービス名 BASE STORES.jp FC2カート ゼロショップ
モール
イージーマイ
ショップ
初期費用 0円 0円 0円 0円 0円
月額費用 0円 0円 0円 0円 0円
販売手数料 0円 0円 0円 0円 0円
クレジットカード
手数料
3.6%+40円 5% 4%~ 4.3~4.5% 3.6%+40円
最低契約期間 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月
商品登録数 無制限 5 無制限 無制限 無制限
容量 公表データ
なし
公表データ
なし
50MB 100MB 100MB
デザイン
テンプレート
11種類
×
背景122種類
8種類
×
背景82種類
×
※有料で販売
41種類 1種類
×
背景18種類
集客機能 × × × ×
独自ドメイン × × × ×

※表は2017年1月時点の調査データです(金額はすべて税込み表示

 

有料と無料カートの4つの相違点

上記の表より、有料系と無料系のショッピングカートには大きく4つの違いがみてとれました。
※それ以外についても、評価をする項目は、たとえばスマホ対応などありますが、差がほとんどありませんでしたので省いています。

なお、有料系ショッピングカートの詳細な違いはこの下で解説していますので、あわせてご覧ください。

1.容量

価格が違うので当然かもしれませんが、容量には比較的大きな違いがありました。容量が大きければ大きいほど、画像や商品の数や表現の自由度が増し、逆に低ければ、制限されます。

2.デザインテンプレート

初心者に必須のデザインテンプレートは、無料系のショッピングカートでレイアウトの基本パターンが有料系のカートと比較すると少なくなっており、背景が複数あるという形になっていました。

3.集客機能

集客機能についても価格が違うので当然かもしれませんが、2017年1月現在、無料系カートはZOZOMARKETやヤフオク、ユザワヤマーケットに掲載できるSTORES.jp以外ほとんどありませんでした。
ただし、そのSTORES.jpについても、ZOZOへの出品では商品が選ばれるので掲載できない可能性や、リスティング広告には対応していないなどがあるようです。

4.独自ドメイン

有料と無料で大きな違いがあった最後の点は、独自ドメインの標準対応についてです。
そもそも独自ドメインとそうでない場合になにが違うのかですが、自由にできるか否かです。

たとえば、SEOについて、独自ドメインであれば自由にできるのに対して、独自ドメインでない場合には、複数人での共用になるため、自由にできません。
また、仮に共用サイトでほかの人がペナルティとなった場合に、その影響を受けるリスクがあります。

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有料と無料どちらのショッピングカートが良いか

この選択がネットショップの成否をわけるといっても過言でないほど重要な要素ですが、どのような方針をとりたいかによって変わります。

それでは、その方針とはなにか?無料と有料それぞれにわけて、向いている方針とその理由をまとめてみました。

無料のショッピングカート

個人で趣味の延長として小遣い稼ぎをメインに考えている場合に向いているといえるでしょう。
理由は、個人では、ほとんどの場合初期費用や月額費用をかけられないと思いますし、仮に機能やデザインの種類、容量が多くても、大抵の場合そこまで運用に人手がかけられず、使いこなせないためです。

逆に、売れることに重きをおき、法人の場合や個人でもネットショップを本業にしたいと考えている場合には不向きの可能性が高いです。
理由は、売れるためにもっとも重要で難易度が高い集客の機能がほとんどないからです。
なぜ集客がそこまで重要なのかというと、どんなに良い商品を扱っていても、商品のことを知られず、だれからも見られなければ売れないからです。

また、独自ドメインについても集客を実施するためには必須といえますが、無料の場合ほとんど対応していません。
SEOをはじめとする集客ができるのは無料のショッピングカートだと限界がありますので、その点は考慮しておく必要があるでしょう。

有料のショッピングカート

繰り返しになりますが、売れることを絶対条件としている法人やネットショップを本業、または最初は試験的だとしても将来的には本業とするぐらい力をいれたい個人の場合に向いています。
また、個人の副業でもネットショップを長く続けていきたい場合にも向いていると言えるでしょう。

理由は、ショッピングカートの肝となる集客機能が充実しているカートがほとんどなことや、デザインでもほかのショップと差別化しやすいテンプレートの豊富さに加え、集客が自由にできる独自ドメインが標準搭載になっているためです。

売れるためにはなによりも集客が重要になりますし、実際に売れているショップは集客に強みをもち、運用のほとんどを集客に費やしているので、売れたいのであれば、有料のショッピングカートがおすすめです。

いうまでもなく、売れればネットショップを続けられますが、売れなければ商品の原価だけかかって赤字になり、いずれ続けることさえできなくなります。

 

有料カートの違い(詳細比較)

有料と無料の違いは理解したけど、有料のショッピングカートの違いが上の表のみではよくわからないと思いますので、有料のショッピングカートの中での違いを詳しく分解し、ご紹介します。
まずはまとめた表をご覧ください。

 

項目名 機能 Future
Shop2
ショップ
サーブ
Make
shop
ワイズ
カート
カラーミー
ショップ
サポート
サービス
サポート教材 × ×
専任担当者による
サポート
× ×
電話サポート
※サイト上で
一度問い合わせを
する必要あり
メールサポート
セミナー・
個別相談会
メルマガ機能
Google
アナリティクス
対応
外部サイトへの
カート設置
×
オプションサービス 開店代行サービス ×
BtoB機能
商品保管
発送代行
× ×
商品撮影代行
サービス
× ×
 販売機能 定期購入機能 ×
クーポン機能 ×
バンドル販売 × ×
多言語対応 × × ×
予約販売 ×
集客機能
(提携掲載)
yahoo!
ショッピング
× × × ×
価格コム × × ×
リマーケティング
(Criteo)連携
× ×
Google商品
リスト広告
×
カラメル × × ×
GMOとくとく
ショップ
× × ×
アフィリエイト
広告
Twitter連携 × ×
Facebook連携 × ×
決済機能
(クレジットカード以外)
銀行振込
代金引換
コンビニ決済
後払い決済
ウォレット決済 ×
キャリア決済 × ×
Amazon Pay × ×
楽天ペイ × ×
ネット銀行 ×

※2017年4月時点調査データ

なお、この表の項目の選定については、一般的に使われているサービス、便利だとユーザーからの声が多いサービスを抽出しています。

もちろん上記表以外にもサービスや機能はありますし、それぞれの質的要素(一応やっているレベルなのか、かなり充実していて使い勝手が非常に良いレベルなのか)にも差があることご了承ください。

上の表をご覧いただければそれぞれの細かい違いがご理解いただけたかと思います。
あとは、ご自身でどういう商品を扱っていて、どこまでのサービスや機能があると良いのかを検討してみてください。

その際注意していただきたいことは、目先も大事ですが、少し先まで見据えて考えていただくことです。
開店してからしばらくは、集客の施策を実施しないと大抵の場合売れません。
そうなると、はじめのうちは集客機能が少しでも充実していて、露出の機会が増えることがなにより大事になります。

そして、売上をさらに上げるためには、獲得した新規顧客を固定客へと定着させていく必要があります。
そうなると、クーポン機能や定期購入機能があると重宝します。

さらに、最初から在庫を多く持つとリスクが高くなるので、はじめは受注生産に近い、小ロットで商品を販売する方が多いと思います。
そうすると在庫切れによる販売機会損も考慮しなければなりませんが、予約販売機能があれば、事前に受け付けられるので機会損が減らせたりします。

以上のように、機能やサービスについて、短期と中期の両方の視点でみておくと、さらなる売上アップに貢献してくれることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した3つの比較によってそれぞれ「どこがどのように違うのか」はご理解いただけたかと思います。

あとは、ご自身でこれから作る、もしくはすでにあるネットショップを今後どうしていきたいのかによって、今回ご紹介したそれぞれの違いと照らし合わせてみてください。

繰り返しになりますが、その際に注意していただきたいことは、目先のことでなく中長期を見据えて選択していただくことです。

なぜなら、目先しか見ずにネットショップ作成サービスを決断してしまうと、結局売れなかったり、必要な機能の不足が大きな負担となって、サービスを乗り換える必要があるためです。
そうなれば、当然金銭だけでなく、心理的な負荷や手間などの余計なコストがかかります。

とはいえ、最初から用意できる資金にも限界があるかと思いますので、バランスをみながら最適なネットショップ作成サービスを選びましょう。

最後に、今回ご紹介した記事によって、目指している理想に相応しいネットショップ作成サービスが選択でき、皆さまのネットショップが少しでも多く売れる一助になれば幸いです。

 




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